4月30日日曜日
本日は相方の実家で法事がございました。慣れないスーツに身を包み、実家の自宅での法事となった訳でございますが、ワタクシの実家とは宗派が違いますので、同じ仏教でもお経が大分違うのでございますね。
そのお経の文言に一度笑いがこみ上げてからと言うもの、堪えようとすればするほど、堪えるのが難しい訳でございまして、もうありとあらゆるものが笑いの対象となってしまう訳でございます。
いやぁ、ほんとに辛かった。
穏やかな天気と風が部屋の中に降り注ぎ、全員がその恩恵を受けた静かな心で、お経が始まるのを待っておりました。
お経の本を渡され、程なくすると、静かにお坊さんのお経が始まりました。お経の本に書かれた文字を追い、徐々にゆっくりと、お経は進んで行くのでございました。
そして思いもよらず、不意に現れた文字に、ワタクシの笑いの感情はこみ上げてきました。
「ギャーテイギャーテイ」、まずはこの文言に耐えられなくなり、気持を落ち着けようと、別のページを捲れば、「妻子珍宝」などと書いてある。もうどうにもなりません。
そして相方の父上、今まで低い声でお経を上げていたかと思えば、突然と高い声になったりと、これまた耐えられなくなり、もう本当に逃げ出したい気持でございました。
ドリフの葬式コントはこんな心境から生まれたのかなぁ、などと思っておりますと、あのコントのシーンが脳裏に横切り、更に笑いの感情がまるでワタクシのカラダを中から突き破ろうとせんばかりに、グイグイと押し上げてくるのでした。
終わった時は、何かをやり遂げた時のような、満足感がございました。